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執筆者の写真Takashi Onuki

マスクをしていても口は閉じておいた方が良い3つの理由 1-2


*この記事は、BP&CO.大貫が所属する京都のトレーニングジム Improve KYOTOのオンラインコンテンツとしてコラムを書かせて頂いたものです。 www.improve-kyoto.com

Improve KYOTOの皆さん、こんにちは!コラム担当の大貫です。新型コロナウイルス感染拡大が心配される中、今回は、免疫力を上げるために鼻呼吸がとっても重要な役割を果たしていることについてお伝えします。

まず免疫と聞いたら何を思い浮かべますか?ちょっと難しい体の中のシステム?白血球?リンパ?色々考えてしまうと思うのですが、基本的には免疫は体の「防御(ディフェンス)」機能だと思います。そしてその最前線にあるのが体の入り口である鼻と口なのです。




簡単に言えば、鼻は空気から、口は、食べ物や飲み物、といったものに接することが多くそれぞれディフェンス機能がついています。鼻呼吸をすれば、空気中の埃や粉塵、菌やウイルスはまず鼻毛にひっつきます。(空気が悪いところに住んでいると鼻毛が伸びますよね笑)さらに鼻腔を通り、上気道(鼻と口の間ぐらい)に免疫の防御施設があり、ここで白血球が悪い菌やウイルスを殺そうと待ち構えています。ちなみに新型コロナウイルスは上気道や下気道(口より下の気道)で増殖すると言われています1)。

新型コロナウイルスは感染力が強いため湿度が高い空間にいればエアロゾル感染をするリスクが高まると言われています。逆に気道が湿度で満たされていれば、免疫機能は働きやすいです。つまり感染を防ぐためには、室内の湿度は乾燥した状態で、気道は湿度を保つ。これにベストなのがマスクでの呼吸なのです1)。

さらに鼻呼吸をしていれば、体の中から失う湿度は少ないですよね!(口の方が鼻の穴よりでかい)これが鼻呼吸がマスクをしている時にこそ望ましい理由なんです。

参考文献

1) 白木, 木場. 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のウイルス学的特徴と感染様式の考察. Web医事新報. 5004.p.30. 2020 https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=14278

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